日本大学第一高校2021
11/24

STUDENT’s VOICE大学生と共同で校内に『フーコーの振り子』を設置 週1回、理工学部に通って研究に取り組みます。テーマは「物理学実験(約30種)」「プラズマ研究室」「フーコーの振り子」から選択することができ、大学教授・大学生・大学院生がサポートにつきます。研究には大学の施設・設備を利用し、研究成果をレポートにまとめて文化祭、修了式でプレゼンテーションをします。理工学部 夏休み中に4日間、医学部リサーチセンターでES細胞の培養実験に取り組みます。中高にはない精密な器具や高度な施設で、最先端の医学を体験します。実習の最終日には教授から出された課題について各自が発表を行い、討議することで、医学に対するモチベーションが高まります。さらに2学期中に薬学部体験生徒と合流して同級生や保護者に報告会を実施し、プレゼンテーション力を磨きます。医学部 夏休みの3日間、研究室で実習指導を受けます。初日は、アセチルサリチル酸(アスピリン)を合成し、翌日は調剤実習、模擬処方箋から錠剤、散薬、水薬と調剤が進みます。最終日は抗がん剤の勉強。濃度調整した抗がん剤溶液にがん細胞を加え、がん細胞のアポトーシスの発現状態を比較する最先端の実験を行います。薬学部 夏休み中の1日を使い、午前中に歯学部説明会、午後に歯科医師が使用する医療器具を用いた実習を行います。実習ではマネキンの歯を削り、詰め物を行ったり、石膏で型どりを体験します。またエックス線写真で診断を学び、歯科医師として医療を行う自分を具体的にイメージすることができます。歯学部2015年、地球の自転を確かめられるフーコーの振り子の設計、観測研究がスタートしました。全長約20.85m、質量24.4kgの錘は、科学博物館のものよりも大きいです。現在は、複数のチームに分かれて支点部、観測部、展示部について研究しています。振り子のグループ研究を通じて、身近なものに疑問を持つ力、解決する力を身につけることができます。フーコーの振り子設置図面数学の先取り学習にもつながっています木村 太紀さん 日大一高の先輩、大学生、大学院生たちと、フーコーの振り子のグループ研究をしています。計測のためには、まだ習っていない数学の知識が必要になりますが、先輩たちがわかりやすく教えてくれるので安心して参加しています。大学では好きな分野をとことん学べることがよくわかり、将来大学に進学することがとても楽しみになりました。数学ももっと頑張って、研究に活かしたいです。「理工学部」受講体験談STUDENT’s VOICE2年連続で計測・研究に取り組んでいます菊本 春雄さん 校内に「フーコーの振り子」があることに魅力を感じて日大一高に入学したので、高1から研究に参加しています。今は2年目ですが、継続して計測・研究することでより理解も深まりました。放課後などに定期的に計測を行ってデータをまとめる作業は、とてもやりがいがあります。大学生の指導のもと、研究の流れや進め方、考察力も徐々に身についてきているように感じています。「理工学部」受講体験談  実習型学習[1年生~2年生 希望者対象]Nihon University Daiichi Senior High School10

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る